auientの日常

ノンジャンルで書きたいことを書くブログ

選挙のときに考えること

参院選なので、自分の思考パターンを整理してみた。なおauientは反自民、左派より、特定の支持政党はない、というポジション。

1.投票日を確認

まず投票日。7/10(日)。2週間ほどまえから事前投票ができるので、なるだけ余裕をもって投票したい。

2.投票対象を確認

何を選ぶんだ、ということを確認する。今回は参議院議員選挙

参議院は6年任期で、3年ごとに半分ずつ議員を入れ替える。衆議院は4年任期、全数入れ替え、さらに首相の権限で解散可能なので、安定よりの制度設計となっている。

3.投票方法、当選者数を確認

投票所に行って、こんな書き方だっけ、とならないよう投票方法を確認する。今回は候補者の記名+政党名の2本。あと何人当選するのかも確認しておく。

3-1.選挙区選挙

候補者の氏名を記載する選挙区選挙。都道府県単位で選挙区があり、議員定数がある。自分がいるのは東京選挙区で、定数12のうち半数の6名が対象。

3-2.比例代表

党名を記載する比例代表選挙。全国統一の選挙区となり、定数96の半数48名が対象。

4.候補者を確認

こんくらい選ぶのかあ、という想像がついたところで候補者を見る。

4-1.選挙区選挙

  • 選挙公報を見て、投票しても良いかな、と思う人をピックアップする。ここらへんは印刷物があるとやはり捗る。
  • 現・元なら、前回選挙の得票数を調べて、今回当選しそうかな?と考える。
  • 自民党の大物や公明党のような、放っておいても確実に当選するだろうな、という人を当選者数から引いて、野党が取れそうな枠数を考える。
  • 当落ギリっぽいなと思う人を選ぶ。

4-2.比例代表

小さい政党や最近できたばかりの政党は死に票になる確率が高いので、大きい政党から選ぶ。

5.投票

投票に行き、あと開票速報を見守る。

 

 

前回の結果から考える

前回2010年の東京選挙区の当選者は以下の通り。

得票数はこちら。

民主党政権時代で民主が2枠とっている。これは蓮舫1枠になると思う。小川敏夫さん法務大臣とかやって活躍してるようだけど、厳しい気がする。

公明は通常運転。宗教法人の会計報告を公開義務づけ&寄付金に税金をかけるくらいのことを言いだしたら認めてやってもいいんだけどねえ。あと政教分離に反した法人はお取り潰し。

自民は2枠とるかな? あまり興味がない。中川雅治はいじめ自慢で炎上したけど多分みんな忘れてるか、そもそも気づいてなさそう。

で、旧みんなの松田公太は引退して、更に前回から定数が+1増えてるので、残り枠2つくらいと予想。

さて誰にしよう。

支持なしの件

「支持政党なし」の件。北海道で社民党よりたくさん票を集めたので、今回議席1つ2つくらいとるんじゃないかなあ。もし取ったらこいつのサイトに日本会議とかの組織票が行くと予想できるので、自分も投票参加しないとな。

 

ブラタモリ好きはきっとハマる、umegold先生の街道シリーズ

こんな記事を読みました。 

www.asahi.com

で、umegold先生のことを思い出したので紹介したいと思います。

 

umegold先生という御仁がおられます。原付で街道を走る様子を撮影した車載動画をニコニコに投稿されているのですが、そのクオリティがすばらしい。Google Earthを使った地図・地形解説や、江戸時代の旧道から今現在の道になるまでの歴史話がふんだんに出てきます。更にはゆっくりでおなじみsoftalkによるナレーションや、MAD動画的な要素もレベルが高いので見るものを飽きさせません。路盤。枡形。河岸段丘。いいですよね。

 

現在の所、街道シリーズとしては日光街道(完結)、奥州街道(完結)、甲州街道(制作進行中)の3つがあります。

こちらは記念すべき第1作の日光街道第1回。


【車載動画】原付で日光街道を走ってみた(その1)日本橋-浅草

1回が10分〜20分ほどですが、このサムネイルだけ見ても、その解説の丁寧さ・分かりやすさが伝わるでしょう。

 

気になった方は再生リストからどうぞ。ニコニコ動画だけでなくYoutubeにもアップロードされているので、お好きな方で。

 

個人的には、タモリさんが見ても面白がるクオリティだと思うし、NHKが見つけてタイアップして番組にできるレベルだと思うんですよね。そんなことにならないかなあ。

 

SIerとWeb屋のチーム構成戦略:スケールアウトとスケールアップ

ふと思いついたたとえ。

SIerを請負開発会社、Web屋を(Webに限らず)ソフトウェアの事業を持ってる会社と単純化して考える。双方とも業務でソフトウェア開発を行う点では共通しているが、異なるのは「開発したソフトウェアが自分のものか、他人のものか」という点である。

SIerはスケールアウト

彼らが開発したソフトは基本的に他人(顧客)のものである。彼らは概して開発したソフトの価値ではなく労働時間を基準として対価を得る。いわゆる人月だ。

ここにあるプロジェクトがあって、人月100万の社員が参画していたとする。このプロジェクトの売上を伸ばしたいとしよう。どうしたらよいだろうか。

1つは、社員がより技術を研鑽して価値を高め、単価を上げてもらう戦略だ。すぐ思いつくが、この戦略は限界が早い。一般に顧客はそんな大幅な単価アップを容認しないためだ。せいぜい5%〜10%、20%も上がればかなり良い方なのではないか。この例ではどんなに頑張っても20万程度しか上がらないことになる。また、その前提として社員自身は相当頑張ってもらわないといけない。頑張れるかどうかは人に依存するので確実性が低い。

2つめは、単価はそのままに労働時間を増やす戦略だ(戦略という言葉を使うのも気が引けるが…)。作業効率を落とし、ムダな残業を増やせばそれに比例して労働時間が増え、(契約形態によっては当てはまらないが)時間に比例する売上も増える。この方法も限界が早く、どんなにムダに残業したところで20h〜40h/月の積み増しがいいところだろう。人月100万は月160hとして時間単価6250円なので、6250 x 40 = 25万がいいところ。更には残業により社員が疲弊し、顧客満足も低下しがちで、結局あまり幸せにはなれない。

3つめが人を増やすことだ。仮に新人を普通の社員の半分の単価で参加させたとすると、一気に50万増える。同じクラスの社員がもう一人増えれば100万である。これはすごい。教育コストや、人数を増やすための理由が必要であったりはするが、他の方法と比べて限界が高いので伸びしろがある。

かくしてSIerの本命は人を増やすことになる。教育コストを圧縮するために開発規約を標準化して、自由度は減り、有象無象の人員が増え…というおなじみの風景ができあがるわけが、ここで考えたいのはチームの構成戦略。担当1人あたりの能力を伸ばすのではなく、なるべく普通の人をたくさん束ねて仕事をする戦略で、要はこれはスケールアウトだなと思う。

Web屋はスケールアップ

ソフトウェアの事業を持ってる会社は、基本的に自社のソフトを開発し、そのソフトが持っている価値で勝負する。

はてなブックマークが仮に年に1億円売上に貢献するとして、それをより増やすにはどうしたらよいか。基本的には、より儲かる方法を考えて、より儲かる機能を実装するという方向になるだろう。そのためには有象無象ではなく頭がよく能力の高い人材がいた方が良い。逆に、労働時間や社員の数はソフトの価値とは無関係なので、少なければ少ないほどコストが抑えられて良い。

小さなチーム、大きな仕事ピザ2枚のチームは、このような前提で成り立っている。これは普通の人を多数束ねて仕事をするSIerと対照的で、個々人の能力を最大限伸ばしていこうとする戦略。つまりスケールアップだということができる。

結論

スケールアップとスケールアウト、どちらが良いというつもりはないのでここまで。多分意識の高い人はスケールアップ型になると思うけれど、自前で事業を持つことは(ビジネスの面でも、個人の能力でも)生存競争が激しいので、一概には言えないと思う。

Raspberry Pi作業メモ(3)パーティション拡張

今日のヤックシェービング記録。

使われているパッケージの更新くらいやった方がいいかと思い「sudo apt-get update」「sudo apt-get upgrade」を実行したところ、/のディスクが100%になって止まる。

df -hで容量を見ると3.7Gしかない。おかしいな16GBのSDカードのはずなのに?

調べてみると、SDカードのイメージを焼く方式で用意したディスクはパーティションサイズが計4G固定になるっぽい。考えてみれば当たり前か。NOOBSでインストールしたときは自動で設定してくれるのかも。

https://blog.hello-world.jp.net/raspberrypi/219/ を参考にパーティション拡張を狙うも、なにを間違えたか設定後に再起動するとログインできなくなる。orz

一晩寝て、もう一度(1)ディスク作成、(2)パーティション拡張(今度は成功)、(3)Wi-Fi設定までやった。いい加減慣れてきた。

この環境回りでハマる感じ、うんざりもするんだけど、ちょっと楽しいような感じもするんだよな。なんなんだろうコレ。

Raspberry Pi作業メモ(2)ネットワーク設定

ラズパイ出して、電源刺してLANケーブル刺して、というのが面倒で1ヶ月ほど放置してしまった。すぐ触れる状態にしておきたいと思い、取りあえず無線LANの設定までとやったことがこちら。

  • ルータで有線LANのIP固定:192.168.10.10に。
  • 無線LAN設定
    • こちらのサイトの手順で作業:http://dolls.orz.hm/?p=8794
    • 最初はなぜかつながらなくて、とりあえず再起動してみたら接続成功。
    • IP固定:192.168.10.11に。
  • LANケーブルを抜いていじりやすい場所にラズパイを置く
  • VNC設定

ユーザの追加やファイヤウォールとかのセキュリティ関係の設定は、サーバを公開するときまで後回しにする。めんどいし、設定忘れてログインできないとかで簡単に心折られそうなので・・・

無線LAN設定後に起動しなくなって1回折られている

 

Raspberry Pi作業メモ(1)Linuxをインストール

機材

まず買ったraspberry piの機種がこちら。

Raspberry Pi Model B+ (Plus)

Raspberry Pi Model B+ (Plus)

 

どんな機種があって違いは何かはWikipediaの比較表が詳しい。Pi 2 Model Bという最新機種があったようだけど、良く分かってなくて1つ前の世代のものになった・・・。スペックを求めているわけでないし、ちょっと枯れてる方が参考文献が多いので悪いことだけでないと思う。

同時購入したものは:

  • USB有線キーボード
  • microSDカード16GB

家にあるのでまかなったのは:

  • USB有線マウス
  • LANケーブル
  • 電源用microUSBケーブル(Androidスマホの)
  • USB電源アダプタ(iPhoneの)
  • 無線LANモジュール(使ってなかった「PLANEX GW-USMicroN」)
  • HDMIケーブル(Wii Uの)
  • HDMIディスプレイ(居間のTV)

OSのインストール

公式サイトのダウンロードページからデータを落としてmicroSDカードに入れればいいらしい。

NOOBSとRaspbianというメニューがある。RaspbianはDebian Linuxベースの公式ディストリビューションで、つまりOSそのもの。NOOBSというのは、Raspbianを含む色んなOSを簡単に選択してインストールできるインストーラらしい。今回は迷いたくなかったので公式OSのRaspbianを選ぶ。「RASPBIAN JESSIE」と「RASPBIAN JESSIE LITE」の2つがあるが、LITEの方は最低限のものだけの軽量版らしい。あとから追加で何か必要になるのはだるい(つまづきの原因になる)ので、全部入りの無印版を選んでDownload ZIPを押す。1.47GBあり、自宅の回線ではダウンロードに1時間強ほどかかった。

ZIPを解凍すると「2016-02-09-raspbian-jessie.img」というファイル(4.13GB)ができる。これはディスクイメージと呼ばれるファイル形式で、FATとかファイルシステムとかいうややこしいモノ抜きで生のデータをそのままファイルにしたもの。これをそのままSDカードに転写する。このことを「ディスクイメージを焼く」と表現する。

イメージを焼く方法は、調べると何種類か出てきてややこしい。こういうときは公式サイトを見る。Mac OSでの手順を書いたドキュメントがあるのでそれに従う。3通りの方法が示されており、

  1. GUIでやる方法
  2. コマンドラインでやる方法
  3. その他の方法

とある。1つめの方法がなぜか上手くいかなかったので、2番目のコマンドによる方法で行う。なおコマンドでやる場合はSDカードのフォーマッタアプリなどは不要と書いてある。

なお、GUIでもコマンドでも、途中でterminal.appで「sudo dd 〜」から始まるコマンドを実行するが、このとき引数を間違えて書き込み先をSDカードでなくMac OSが入っているディスクを指定した場合、Macがぶっ壊れると思われる。試してないが十分に注意した方がよい。

ここまでできたら、Raspberry Piにキーボード・マウス・LANケーブル・HDMIなどを刺し電源ケーブルを入れる。文字がざらざらと流れていってこんな画面が表示されたら起動成功。

TVはディスプレイとして常用できないので、リモートでアクセスできるようにする。ルーターの管理画面を開き、DHCPの割当とかルータのログなどからRaspberry Piに割り当てられたIPアドレスを特定する。IPを固定する機能があったので固定。

terminal.appで、`ssh pi@(Raspberry PiのIPアドレス)` と入力。初期パスワードの「raspberry」でログインできたらOK。

長くなったのでとりあえずここまで。次はX Windowやら無線LANの設定をする予定。

 

 

Raspberry Piで学習リモコンを作りたい件

Raspberry Pi買いました。

なぜ買ったのかというと、IoTとか流行りそうだし手を出しておくと仕事的にいいことあるかもな打算とか、はてブで色んな記事で盛り上がってるのが楽しそうでうらやましいとか色々あるんですが、一番は「作りたいものができた」からでした。

私の作りたいもの/やりたいこと

学習リモコン。

元々、

  1. 居間エアコンの感度が悪い
  2. リモコンが多すぎる(エアコンのほかに、空気清浄機、照明、ラジオ、テレビ)

という問題があり、これに対するソリューションで学習リモコンを買おうと思っていたのです。

で。せっかく買うならスマホで操作したい。でもスマホ操作Onlyだとだるいので物理的なボタンもほしい。ついでに、エアコンの切り忘れがしばしばあるので、ONと同時に切タイマーつけるマクロもほしい。とか色々考えているとニーズ合致する製品がないじゃないか……という状況でした。

そんなときに見たこのキャッチーな記事。

qiita.com

これだ! はてブ関連記事も何件か見つかるぞ。

完成までの道のり

とまあ、そんなわけで一丁やってみっかとAmazonでラズパイをポチりました。作業メモをブログに残していこうかと思います。

これからやりたいことを実現するためのステップを洗い出してみます。

なお、自分はWeb系プログラマーの仕事をしていますがボルトとアンペアの違いが分からない程度に電気電子工学素人である前提です。

  1. Raspberry PiにLinuxをインストールし、無線でインターネットにつなげる
  2. 電子工作の部品を調達し、LEDがチカチカするようなものをお試しで作る。電気の基礎知識(ボルトとアンペアの違いとか)、およびプログラムから電気回路を制御する方法を学ぶ。
  3. 赤外線受光の仕組みを実装し、元のリモコンの信号パターンをRaspberry Piに入力できるようにする。
  4. 赤外線送信の仕組みを実装し、エアコンや照明をRaspberry Piから操作できるようにする。
  5. 物理的なボタンをつけて、ボタンでリモコン操作できるようにする。
  6. Rasperry Piで動作するwebアプリを開発し、ブラウザからリモコン操作できるようにする。
  7. いい感じのケースに入れて(必要なら作って)Raspberry Piを居間に設置する

こんな所かな? OK前向きにやってみよう。

以上です。