auientの日常

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Piggyback Riderのレビュー記事がGoogle八分にあっているらしい

2017/7/25追記:今同じリンクでググってみた所、無事(?)検索結果には表示された模様。

 


 

先月Piggyback Rider(ピギーバックライダー)という製品をこき下ろすレビュー記事を書いた。

先ほど、気まぐれに「piggyback rider 感想」という検索ワードでググってみた結果、奇妙なことに気がついた。

上掲のエントリが出てこないのだ。まあ、それは記事の質からいって妥当なのかもしれないが、自サイトの無関係のレビュー記事が2ページ目8つめの検索結果として表示された。

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これより上位に上掲のエントリがないのは不自然である。どうやらこれはGoogle八分なのではないか。(最近はなんちゃらSEOとか呼ぶのだと思うが、詳しくは知らない)

 

物は試しだと思い、Bingで同キーワードを検索してみたところ、公式サイトをさしおいて検索結果のTOPに表示された。

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確かにこれでは営業に支障があるだろう(輸入代理店である宮崎の零細企業にとっては)。

思えば、度々バイラルサイト(これも死語になった感がある)にPiggyback Riderが取り上げられるのは、この零細企業が集中的に広告費でも投入してるからでは?というゲスな勘ぐりも湧き起こる。

なんにせよPiggyback Riderが残念製品であることは事実なので、Google八分をくぐり抜けてこれらの記事を読んだ方は、これとは別のまともな製品を探されることをおすすめしたい。

【レビュー】直立型おんぶ紐「Piggyback Rider」感想

長男は4歳、次男は2歳で、そろそろおんぶ紐が辛くなってきた。おんぶ紐はエルゴベビーのものを長男が生まれてすぐから愛用していたが、2歳児はそろそろ足とかはみ出してる感じになってきたし、いわんや4歳児をや。

代替品を探してPiggyback Rider(ピギーバックライダー)を購入・使用してみたところ、エルゴの代替として失敗であったので、それについて書く。

製品について

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自分が購入したものは「スカウトモデル」というもので、ほかにリュックが一体化した「エクスプローラモデル」がある。パッケージの内容は上記のような感じである。いい紙質の英語の説明とペラペラの日本語の説明が入っており、いかにも直輸入ですという風情がある。

下の金属のステップは剛性感があり、子供が乗るのに不安はない。またバックルやベルトの作りもしっかりしており、ちゃんとした製品という印象を受ける。そういう意味では悪いものではない。

何が良くないか

エルゴとの比較になるのであらかじめご承知いただきたい。

試着できない

なぜなら実店舗に置いてないので。こういった子供グッズは購入の前に試用するべきだが、それができない。日本の輸入業者が宮崎の零細企業で営業力がないためだろう。

子供が寝られない

子供が立っていてくれることを前提に設計されている。ハーネスがついていて寝ていきなり転落することはないが、エルゴのようなガッチリホールドされた安心感はない。実際には子供を載せて歩いていると輸送反応で子供は眠たくなるが、これではそのまんま寝かすのが難しいという矛盾がある。この時点でかなり実用度が下がる。

不安定である

エルゴは親の体と子供の体がガッチリと一体化し、大股で歩いく程度では全く問題ない。この製品は子供が足を乗せ体は少し離れる構造になっているので、必然的に親の重心と子供の重心がズレる。結果、子供がちょっと身じろぎするくらいのことが親のバランスに影響してしまう。平たくいうとよろける。

また、親が大きく体を動かすと子供が足を滑らせステップから落ちることがある。ハーネスがあるので地面に落ちることはないが、もう一度足をステップに乗せるのはかなり面倒だ。ここでかなり満足度が下がる。

かさばる

収納しにくいのである。特に剛性のあるステップがあだになって、カバンにしまおうとすると邪魔で仕方ない。業者は「軽量でかさばらない」と主張しているが、何と比べてるんだ? ベビーカーに比べれば確かに軽くて小さいが。

またカバンから出して使おうとするときも、子供にハーネスつけて大人がこれ背負ってバックルつけて……とめんどくさい。エルゴのくるくると巻いてカバンにしまい、必要なときに取り出せるのが素晴らしく使いやすかったのだと気付かされる。

あ、これはカバンにしまう前提の製品じゃなかったのかな、最初から背負って出てずっとそのままにすべきなのかなー」と思うと、今度はこれが背中を占有することに気づく。すなわちリュックと競合する。子供が乗るときは手持ちか前抱きである。それはエルゴも同じなのだが、この製品の場合ショルダー部分がナイロンのしっかりした素材で作られているのでリュックを2つ前後に背負っている感じになる。

重い

エルゴに比べかなりの重さを感じる。なぜエルゴはそこまでの重さを感じないのだろう?と不思議になったが、おそらく重心が一体化することで体重を支える箇所が分散しているのではないかと思う。これは前述の通り重心が分かれてしまので、文字通り子供の全体重が両肩に乗り、結果として肩だけで支えている状態になっていると思われる。

良かった探し

視点が高くなるので子供は少し新鮮だったぽい。あと人目を引く(これは自分にとってはマイナスだが)。両手が空く。

結論

あまりおすすめできない。少なくともエルゴの使用感には遠く及ばないので、それは期待しないこと。これで実現できることの7割くらいは肩車でもできるので、まずは肩車をしてみてよく考えることをおすすめする。

 

めくるめくレゴの世界

ラズパイゼロが手に入り、そのケースをレゴで作ってみたい!と思ってレゴを買った。レゴは小学生のとき祖母に買ってもらって遊んだ記憶がある。

トイザらスに行って レゴ (LEGO) クラシック 黄色のアイデアボックス<ベーシック> 10692 を買った。できあがったのがこちら。 

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中身はこんな感じ。レゴたのしい。花びらパーツを活用してゼロを浮かせているのもポイント。

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案の定子供も興味を持って残りのパーツで飛行機や車を組み立てていた。最近のレゴはできがよくて、かっこいい形で色使いもオシャレになっている。

で、やっぱりパーツがもっとほしいなと思いネットの海をさまよっていると、色々と面白いことがわかってきた。

 

そんな感じで、機会があったら六本木ヒルズのレゴストアに行ってみようと思った。以上。

 

参考になったサイト:

alegoremagazine.com

【読書】アジャイルな見積りと計画づくり、言の葉の庭、エリア88、子供はわかってあげない

アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~

いまの仕事の進め方・チームの分断についての疑問や不満が高まって購入。読んだけどプロセスが重いという印象が強い。現場に適用するのは現実的じゃないなあと失望して人に貸し出し中。

 

小説 言の葉の庭 (角川文庫)

良いものだった。映像本編の方は新海誠特集で地上波で流れてるのを高画質録画してからというもの度々見直している程度にはハマっている。色んな登場人物に視点が移るのだが、中でも本編だと全然触れられないアニキの社会人的哀しみが印象に残ってる。

あと、こういうバックグランドを広げつつも1時間弱にまとめられている本編は、本当に珠玉と言える映像作品だなあと思った。

 

エリア88

どこだったかな、いいレビューを読んだのは。GWにまとめ読みしようと文庫を大人買い。まあ、なんというZエンドか。必要があったのか感。Wikipediaによるとエリア88の連載終了もZガンダムの放映も同じ86年だった模様。時代がそうさせたのかなあ。

追記:ここらへんだった

 

子供はわかってあげない(上) (モーニング KC)
子供はわかってあげない(下) (モーニング KC)

実家に帰った際に妹からオススメされる。よかった。アフタヌーンとかモーニングとか、こういう小気味よい短編〜中編が美味しいところだと思う。32のもはやオッサンである所の自分が、何だこんなジュブナイル青春物語読んでおるのかという感じもあるが、まあ。新海誠のせいということで勘弁してほしい。

ただの日記

ただの日記です。いろんなことがあった日の出来事を、ただ書き留めるだけのものです。

 

今日は妹と映画を観る約束をしていた。

 

起きてスマホがわりのiPadを見ると8:30で寝坊。6:30にかけたはずの目覚まし時計は止めた記憶がないのに止まってる。コーンフレークとバナナを朝食に摂って家を出、小走りで駅まで。待ち合わせの時間にはちょうどぴったりだった。

 

妹と連れ立って「夜は短し歩けよ乙女」を見た。地上波の「四畳半神話大系」と同じくいい出来のアニメだった。森見登美彦の虚実入り混じる謎京都空間をよくアニメで表現している。ミュージカル風味なところで1度だけみた宝塚の演劇を思い出すなど。また樋口師匠や羽貫さんの、久しぶりに顔を合わせる友人みたいな安心感が心地いい。

 

映画の後は昼食へ。目をつけていたラーメン屋は連休で休みだった。渋谷の街で知ってる店なんて数えるほどしかないが、その内の1つに案内した。「ケニヤン」という日本紅茶協会のお墨付きのおいしい紅茶のお店で「アイミティー」というミルクティーが名物。人ばっかりで混雑する渋谷でも、街のはずれにあるこの店はほどほど空いていてゆっくりできた。また店員さんが美人。食事をしながら家や仕事などとりとめのない話をした。

 

妹は、うちの子供たちにきびだんごを買ってやりたいという。それに付き合いデパ地下めぐりをすることにした。西武百貨店の地下でマリアージュフレール20%オフセールをしていたのは思わぬ収穫だった。渋谷では妹の探すきびだんごは見つからず、新宿へ移動。

 

渋谷も新宿も縁が遠くなって久しい。学生の時は学校から出やすかったり、サークルの活動場所に近くてよく遊んでいたけれど、働き出して、特に結婚してからはほぼ活動範囲の外だった。妹は新宿伊勢丹にはよく行くらしい。そこの地下街で妹は目的のきびだんごを見つけ、お土産に持たせてくれた。その後ビックロでエアコンを見物したりした。販売員にはやっぱり夫婦に見えるようなのが少しおかしかった。

 

妹はその後別の用があるといって新宿駅で別れた。自分もそのまま帰ってパソコンいじりもよかったのだけど、せっかく新宿に来たなら、新宿御苑に行きたいと思った。すっかり好きになった新海誠言の葉の庭」の舞台になったところだし、嫁さんと思い出のある場所でもあった。

 

せっかくなら劇中のように缶ビール……とまでは言わないものの(禁止されている)、コーヒーを東屋で飲みたい。ドトールでブレンドSをテイクアウトして公園に行くと大挙して人が公園から帰る流れがあった。もう3時を過ぎていたし、空は少しあやしげな雲行きだった。ついてみると入園無料の日だったようで、いつもより人が多かったのかもしれない。

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コーヒーを片手に園内を歩いていると、ぽつぽつ、さあっと通り雨が降ったのは、まるで「言の葉の庭」のようで、少しでき過ぎた感じがした。残念ながら道に迷って東屋に着く前だったけれど。木陰で雨をやり過ごして、ネットで舞台になった東屋の位置を調べて行って見ると、果たして東屋は喫煙者の溜まり場になっていた。とても作品に思いを馳せる雰囲気ではない。劇中では東屋にある灰皿が省略されているのは知っていたけれど、実物を見ると、公園の端っこに追いやられた場末な喫煙所という雰囲気がありありと出て、これをあんなに美しく描く新海誠はまったくひどい作家だとなかば呆れた。

 

少し離れたところに灰皿の無い東屋があったので腰を下ろしてiPadで小説「言の葉の庭」の続きを読み始めた。電子書籍じゃなくて紙の本だったらもう少し格好がついたんだけど。旧御涼亭や藤棚、のんびりしている他の人が見えてなかなか気持ちが良かった。先に東屋にいて文庫本を読んでいる女性がいたけれど特に何もなく途中で立ち去ったことは一応書いておこう。結局蛍の光が流れ始めるまで東屋で小説を読んでいた。

 

公園を出たときはまだ少し小説の続きを読んでいたかった。以前「おいしい紅茶の店マップ」を作ったとき、新宿御苑近くに猫のいる紅茶の店があるのを知っていたので、その店に向かった。「ディーカッツェ」という。行ってみると、少し雑然として垢抜けなさを感じる、温かみのある店だった。男一人で入っても平気だったのはありがたかった。客はやっぱり女性が多かったけれど、近所のおじいさんや中年の夫婦、あとから外人旅行客という風情の二人組も来たりして、不思議な雰囲気だった。猫も自然として、ときどき店の中を横切ってはさりげない存在感を示していた。商業的なギラギラした店でなくて本当に良かった。

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少しお腹が空いていたので、猫の形のスコーン「ネコーン」とウバをセットで注文。紅茶がポットでくるのは嬉しい。猫店長の名刺という謎のアイテムがもらえるのだが、プリントされた字がにじんでいる所あたりに垢抜けない魅力を感じるのだよ。ウバは特徴的な香りがはっきり出ていて、またスコーンもさくさくむわりとおいしく、落ち着いた時間を過ごすことができた。

 

自分以外の客がいなくなったのに合わせて店を出た。Googleで調べると家に帰るには地下鉄がいいらしい。銀座に出て、ロフトでリュックサックをいくつか眺めてからJRで家に帰った。晩ごはんも外にして小説を読みたい気持ちもあったけど、さすがに朝から出ずっぱりだったので少し疲れを感じ、家に帰ることにした。そうして、吉野家で持ち帰りの牛皿(ごはんだけは家に残っていた)とコンビニでビールを買って家に着いた。それから1時間半くらい、この文章を書いている。

 

今日は本当に色んなことがあった。こんな日は久しぶりだった。

子供乗せ自転車が最高だった

自転車を手放すことにした。 さびしさはあるけど、LGS-CTが役目を果たし... - nt - nt - はてなハイク

こんなことを書いたのが去年の12月。当時の自転車は実家まで乗って行き、しばらく自転車のない状態が続いて、先日これを買った。

bikke-bikke.jp

子供を乗せる自転車は1人ではOKだが、2人乗せるとなると専用設計のものでないと法律的にアウト。そこで選んだのがこれで、嫁さんも乗るかも+子乗せで坂道は嫌だなということで電動アシストにした。ベルトドライブ+両輪駆動+回生充電とスペックもりもり。

先週末に初めて子供ふたり乗せて城南島海浜公園に行ったが、とても良かった。楽しすぎた。春らしい陽気もよかったし、思う存分ボール遊びできた子供たちも楽しそうだった。(家の周りにはボール遊びのできる公園がないのだ)

今まで独りで自転車に乗ってたのはなんだったんだろう。速いし輪行もできたしかっこよかったけれど、家族で出かける楽しさと比べるべくもない。なぜもっと早く買わなかったんだろう。

これを買って遊びに行ってからというもの、本当に週末が楽しみで仕方がない。今日みたいに週末が雨だと本当に残念で仕方がない。あまりに残念なので、昨日なんか雨が上がったすきに長男連れてふらっと散歩(ポタリングというべきかな?)に行った。今までなら子連れ歩き+電車orバスで片道1時間くらいは見積もる近郊のスポットに15分くらいで行けてしまって、移動する力の威力をまじまじと感じた。たぶん、古の時代に騎馬民族が世界を席巻していたのと同じ力なんじゃないかと思う。移動する力って根源的なものだ。

あと特筆すべきなのは、Google Mapsのルート案内とiWOWN i5 の通知が想像以上に実用的だったこと。ルート案内起動して知らない道走ってて「あー十字路だな」って思うと左腕にブンブンと振動を感じて5m手前で「右折です」って表示されるみたいな。iPadiPhoneの画面が見えるよう自転車にマウントする必要もなくて、必要最小限の通知と表示をしてくれて、それでことが足りるという。最高でした。みんなこれを使えばいいと思う。

【読書】高い塔の男、科学するブッダ、影武者徳川家康、etc

高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)

「ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン」の元ネタということで読む。なるほどこういう感じか。易経(えききょう、と読むことを初めて知った)が象徴的。最後のジュリアナがちょっとチート。

 

科学するブッダ 犀の角たち (角川ソフィア文庫)

面白かった。これを読んでから別の門外漢向け量子力学の本を手に取ったが、例えが下手で全然頭に入ってこなかった。アナロジーで理解したつもりになるのはあんまり良くないけれど、この本は少なくとも読んで楽しめる面白さがあり、よい。

 

影武者徳川家康(上)(新潮文庫)
影武者徳川家康(中)(新潮文庫)
影武者徳川家康〈下〉 (新潮文庫)

auientは戦慄した。これではまるでニンジャのせいではないか。いくらニンジャとはいえ未舗装の道を1日に600km移動するなどできるものか。auientはほとんど呆れ果てたと言っていい(後略)

どこぞの書評サイトで眠れなくなる面白さ、と謳われていたので借りてみた。確かにマンガ的で面白かったが、2巻半ばでは二郎三郎が秀忠と柳生を出しぬくパターンが確立するのでダレる。

が、荒唐無稽に見えるこの本も着想の元になった歴史資料があるらしい。それを元に家康影武者説を小説として構成したとすると(ニンジャに頼りがちになるとはいえ)徳川家康の正史を知っている人からして「なるほどそうきたか」的な面白さがありそうだ。いろんな楽しみ方ができるという意味では優れたエンタテインメントなのかもしれない。

 

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))

これは面白かった。読んでよかったまた読もうと文庫入り。展開ダイナミックだし何が本物なの?的なテーマもいい。映画見直したい。(小学生並みの感想)

 

スマートメーターの何が問題か

電気料金がどこにかかってるのか詳しく把握したいと思いスマートメーターの導入を検討。Wikipediaで言及されていた本を借りて読んだのがこれ。書いているのは元毎日新聞記者の人で、書かれていることは平易で理解しやすい。

この人が主張することをまとめると、

  1. スマートメーターは個人情報漏洩のおそれがある
  2. スマートメーターは機械として信頼性が低いおそれがある
  3. スマートメーターは電波を出すので有害だ
  4. スマートメーターを国が強要してくるのが嫌だ(アナログメーターを選ぶ自由がない)

ということだった。1+2+4は分かる。どうしてもアナログ使いたい人には使わせればいい(その代わり検針する人の人件費を負担すればいい)と思うが、問題は3で、要は電波を感じる人のことである(お察しください)。電波を出す機械がメシのタネである我が家では特に気にする必要はなさそうである。