auientの日常

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枝野に会いに行ってきた

こんなイベントがあるというのを知った。

「フィリバスター」枝野幸男の演説を7月23日(月)生で聞こう!!@蒲田!: 井戸まさえ日誌

歓迎の餃子がうまいのは知ってるけど、あんな大田区役所の端っこのような場末なとこに本当に来るんかいな、と思って行ってみた。結果、果たして枝野幸男は来たのであった。

生で、かつ間近で枝野を見て話を聞く機会は初めてだった。演説の内容は、振り返ってみればこちらの内容をベースにしたもので、質疑応答10分を残してキッチリ50分にまとめ上げるあたりに政治家らしい「うまさ」が伺えた。

演説要旨

発言・内容をいくつか抜粋して紹介しよう。

  • 内閣不信任案の演説について「あれはフィリバスターではない。本気でやろうとしたらあの2倍は喋れる」と豪語。
  • 大阪の地震、西日本の大雨被害について言及。
  • 当日葬儀に参列していたという松本龍元議員に言及。責任を取るべき行動だったいう見方を示した一方、自らが震災時の官房長官会見で注目を集めた裏での働きを紹介した。
  • 景気観、戦後の経済観、立憲民主党の福祉政策・経済政策についての話。これが話の骨子。
  • 政治のやり方について。「商工会議所、経団連のように大きいもの・強いもの・豊かなものの話ばかり聞いていてはいけない。難しいが、草の根からボトムアップの政治をしたい」と主張。

質疑応答

この後、聴衆との質疑応答はこんな感じ。

  • Q1. 選挙の開票不正の疑惑についてどう考えているか?
  • A1. (少なくとも現在) 開票所で不正が行われることはないと考えている
  • Q2. (意見) 有権者のミーハーな心をくすぐるやり方があってもいいのでは?
  • A2. 実際カラオケや秋元康プロデュースのアイドルが好きである。党内でも議員たちの隠れた趣味を出して行こうとしている。
  • Q3. 国民民主党野党共闘についてどう考えているか?(この質問をしたおっさんは話がクソ長く迷惑だった)
  • A3. 「党内で考えの違いが浮き彫りになるより、違う党である方が良い」「現在の自民党政権はワーストであり、ワーストを避けるための努力を我々(立憲民主)としては行う」「(共闘があるとして)それは永田町の談合でやるべきではない」
  • Q4. 小選挙区制をやめて中選挙区に戻さないか?
  • A4. 「自分たちが今なにを行ってもリアリティがない(野党なので)」「(仮にその立場を得たとして)中選挙区はいけない。なぜならば戦略的投票行動が起きるから」「やるなら大選挙区か、ドイツ式がいいと考えている」

感想

話を聞いた私の感想としてはこんな感じ。

  • 枝野の主張は一貫している。
  • 福祉政策がそのまま経済政策であるというのは、自分はとても納得できるし支持したい。一方、一般の経済学者が批判する理由は分かる気がする。質疑でもう少し突っ込んで聞きたかったが聞けず残念。
  • 枝野マジ福耳。

引き続きウォッチしていきたい。