auientの日常

ノンジャンルで書きたいことを書くブログ

【読書】君の名は、スーパーカブ、ハチクロほか

Kindleで読書が捗っていると言ったな、あれは嘘だ。代わりに読み聞かせが大変捗っている。

 

小説 君の名は。 (角川文庫)

「天気の子」の小説版を読んだ勢いで購入。ダメだった。映像作品から1mmも情報量が増えてない、どころかBGMをムリヤリ言葉で説明しようとしてるあたりがちゃんちゃらおかしくなってしまう。映像と音楽をストレートに文章にしても劣化コピーにしかならないじゃないですかー。残念。

 

君の名は。 Another Side:Earthbound (角川スニーカー文庫)

上記で敗北したのでリベンジとして購入。これですよ。読みたかったのはこれなんだ。情報量が100%純増だし映像作品を補完してくれる。非常によかった。そういえば前に読んで良かった言の葉の庭も本編ストコンではなく周辺人物層の掘り下げだったなあ。

 

スーパーカブ (角川スニーカー文庫)

Another Sideを探しているときに見つけてタイトルに負けてつい購入。なかなか良かった。バイクが自分の手足となっていく感覚を想起させるあたりがうまい。2016年くらいにカクヨムで話題になった作品らしい。

kakuyomu.jp

気になるところがあるとすれば、挿絵のエロに編集企画商売の意図を感じてしまうところ。作品としてはいらんだろ。あとはパンク修理のくだりでもんやりするのだが、それは自分が修理してもらう側だったからなのかもしれない。(カブには乗っていたが、手放すまで自分でパンク修理したことはなかった)

 

椎名高志の漫画術 (原画集・イラストブック)

昔っからのファンだったので購入。漫画術というので実用書かと思ったが実質ファンブックじゃん。藤田先生のコメントとかで露骨なページ(というかスペース)稼ぎを感じるところが残念。とはいえ収穫は多かった。

  • 編集部との確執と作品の関係あたり。著者が一人の人間として浮かび上がるので、作品をこれまでと違う視点で立体的に見られるようになる。
  • 美神は実はおキヌちゃんが生き返ったところで実質終わり。
  • カオスはマリアのおまけ。
  • ジパングの真のヒロインは信長。
  • ミソッカスの3作目情報!!!!!!
  • 「ていうか、美神ファンのみなさんも、絶チル読んでくださいね。」→はい 

 

あやしい探検隊北へ

子供への読み聞かせ本。改めて読むと北へと言いつつ半分以上南じゃん、ということに気づく。これに「北へ」とつけるセンスよ。昔読んで強烈に印象に残っていた無線のくだりは子供達にもバカウケで、奴らがギャハギャハ笑って寝られなくなってしまった。本編の最後、オババを浜に残して出立するところ、見開きページの左端が少し空いているところが物理本ならではの余韻を残していて、実にいい読後感を与えてくれる。ぜひソフトカバーで。

 

ハチミツとクローバー 1 (クイーンズコミックス)

3月のライオン方面から来ました。全巻買ったけどまずは1〜5巻まで。山田かわいい。ただ、1巻2巻あたりで人気が出る要素がわからんのだよなあ。