炊飯器であつあつのスープを作る方法
我が家の朝食はパンが多い。自分が元々パン食だったのに加え、平日子供二人の朝食と保育園の送りとを自分が担当しているのでなるべく手間のかからない方法にしているのだ。パンくずは米粒と違って払えば落ちるし、何より手でつかんで食べられる。
栄養バランスは取れればベストだが難しい。最低限、野菜1品とタンパク質1品があれば良しとしている。今の所「ミニトマト+ゆで卵+野菜ジュース」という組み合わせが定番になっている。食卓の彩りとしては、もう一品増やして野菜を食べさせたいところだ。
以前スープメーカーを手に入れて試してみたことがあったが、扱いが面倒ですぐやめてしまった。ただ朝食にあつあつのスープというのは捨てがたい魅力がある。ネットでよく見るスロークッカーを試してみるか、いやこれ以上ものは増やしたくない……等々、どうにかならないかと思っていた。
バムとケロの寒い朝、という絵本を読んで(朝食にあつあつのスープを食べる場面がある)そんなことを考えているところに、炊飯器が目に入った。朝食では特に出番のないこいつ。うまく使ってあつあつのスープを作れないだろうか。
以前、炊飯器でカオマンガイを作ったことがあった。同じように材料を切って熱湯をかけ保温で放置してみた所、熱の通りが悪く半生状態であり、失敗であった。(その後は鍋で加熱しおいしく頂いた)
次に普通に炊飯してみた所、火は通ったものの水分がほとんど飛んでしまい、やはり失敗であった。(その後はスープを加えおいしく頂いた)
ならばと水分を多くしてみた所、少しはスープが残ってくれた。しかし投入する量に対してできあがる量が予測しづらい。その上調理中の炊飯器を見ると全力で水分を飛ばしており非効率で電気代も無駄になっていそうだ。成功とは言いがたい。
要は水分を残しつつ火を通せればよいはず。水分が多いごはんといえば、お粥。
我が家の炊飯器にはお粥モードがあったので、これを試してみた所、成功。水分が9割以上残り、具材にしっかり火も通っていた。そういえばスープメーカーにもお粥モードがあった。機械的な働きは似ているということだ。
そういうわけで、我が家の朝食にあつあつのスープが加わった。
長男はポタージュスープが、次男はお澄ましのスープがお気に入りなので日替わりでスープのレシピを変えている。食べてくれないこともあるが、手間なしで多少はいい食事を与えられているので自分は満足している。
レシピ
せっかくなのでスープのレシピを。いずれも出来上がり400g〜500gほど。4人分くらいになる。
必要なもの
- 炊飯器(おかゆモードのあるもの)
- 好きな野菜、肉など。
じゃがいも、にんじん、たまねぎが定番だがブロッコリーや豆缶、トマトなんかもよい。冷凍の鶏モモ肉は使いやすく出汁も出る。 - 出汁の素になるもの。コンソメ、鶏ガラスープの素など。
- 水
ポタージュの場合、さらに以下のものが必要
- 牛乳(100cc~)
- マッシャー、もしくはミキサー。野菜をつぶす道具。
バターやオリーブオイルを加えてもよい。
普通のスープ
- 野菜を食べやすく刻んて炊飯器に入れる。分量150gほどがよい。
- 水300ccほどとスープの素を加える
- 炊飯器をおかゆモードにし、翌朝6時に炊けるようタイマーセット
- できあがり。塩などで味を整えると吉。
ポタージュスープ
- 同じく野菜を食べやすく刻んて炊飯器に入れる。分量150g。
- 水200ccとスープの素を加える。あとで牛乳を加える分水を減らしておく。
- おかゆモードで炊き上げる
- できあがったスープをミキサーでつぶす。
- どろどろになったスープを鍋にあけ、牛乳100ccを加える。塩で味を整える。