auientの日常

ノンジャンルで書きたいことを書くブログ

風景雑感

実家に帰っている。見たり感じたりしたことを忘れないようメモしておこうと思う。

  • 駅から実家までの道すがら、どこかに新しい住宅が建っている。元には別の建物があったはずで、それはよく覚えているものもあれば、何があったか全然思い出せないものもある。そしてまた新しい工事を知らせる看板が立っている。
  • 住宅地の侵食、拡大、新陳代謝という表現が当てはまるなと思う。
  • 家まであと100mほどの最後の曲がり角、実家が見えようかというところで、自分は既になくなってしまった家の半分(通称:体育館)をリアルに想像している。あの玄関。あの植え込み。しかし角を曲がって実際に目に入るのは白くこぎれいな真新しい他人の家である。もう体育館はない。
  • ショックや違和感というほどのものではないけれど、まだ風景が自分の中のものになっていない。慣れていないだけだと思う。1〜2ヶ月に1度でなく、仮に毎日見るようになったら慣れるんじゃないか。わからないけど。
  • 実家の周りは空が広くて、家と家の間隔にゆとりがある。都会の空は狭い。家も隙間なく詰まっている。
  • 家についてお茶を飲んでいるとウグイスが鳴いているのが聞こえる。庭の木が風にそよいでいるのが見える。
  • 庭の向こうは川べりで開けていて、空がよく見える。隣家が迫っていないことは贅沢なことだと気が付く。まあ体育館は他人の家に変わってしまったけれど、それによって気づいた面がある。
  • 静かである。時計の秒針の音だけが聞こえる。都会の家は常に換気扇が音を立てていてマシン室やデータセンターを思わせる節がある。
  • 実家はピアノが弾ける。歌が歌える。
  • 十数メートルに成長した木が林立する緑地が点在している。散歩中に木立の中のベンチで一休みしたら、木のざわめきがとても気持ちよかった。

コロナで日頃出かけていないせいか、いつになく郷愁めいたものを感じる帰省になった。

 

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【読書】流血女神伝、火の丸相撲、ダイヤモンドダストほか

もう3月もおわり。この前の土曜、歯医者に行きがてら見た桜はきれいだった。親知らずで5年以上も騙し騙し付き合ってきた虫歯がいよいよ悪化し削ってきたのだった。

 

よふかしのうた(10) (少年サンデーコミックス)

うむという感じ。どうも悪役のキャラクターが薄すぎるように思える。10巻の探偵と、最新話付近の登場人物に通じる「手のひら返しの薄さ」があるように思う。しかし単行本買うくらいにはおもしろいし好きです。

 

流血女神伝 ~帝国の娘~(1) (サンデーうぇぶりコミックス)

よふかし最新話を読むアプリで。少女漫画かなと思いきや骨太なストーリーでとてもおもしろい。更新が楽しみ。展開遅いので原作小説も気になるが、ちょっと尻込みするボリュームのため今のところ漫画のみ。そのうち手を出すかも<原作

 

火ノ丸相撲 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

ジャンプのサイトで公開されていたのをきっかけに。とてもよかった。相撲ファンならわかってしまう特徴を備えた人、魅力的なのですなあ。それを抜きにしても成立する王道的おもしろさがある。一夏、一場所にフォーカスすること自体が一瞬で勝負が決まる相撲らしい。

ちまちま読んでられなかったので中古で全巻購入。ネットで細切れに漫画を読む行為は、実はストレスなんだなと改めて思った。あと物理本だとちょっとしたイラストや解説がついて満足度が高い。

 

ネットは社会を分断しない (角川新書)

はてブで見かけてKindleで購入。結論を先に述べ、統計でその裏付けをする本だった。結論の要旨を何処かにまとめておきたい気分。

 

ますます眠れなくなる宇宙のはなし〜「地球外生命」は存在するのか

 「眠れなくなる宇宙のはなし」の続き。おもしろく読みやすい。2014年(うろ覚え。確かそれくらい)当時から2022年現在を見るとギャップがあっておもしろい。はやぶさ2は帰還したしね。

 

うる星やつら〔新装版〕(1) (少年サンデーコミックス)

アプリで。こんな話だったんだ〜という感想。知ったかぶりして「うるほしやつら」と読んだ昔を思い出す。勝手に改造の源流を見た気分になった。あとラムちゃん最初からレギュラーじゃないのね。

 

土竜の唄(1) (ヤングサンデーコミックス)

これもアプリで読んでいる。不思議な魅力があるんだなあ。展開が遅いのでこれは単行本を買う気になれないのだ。

 

絶対可憐チルドレン(63) (少年サンデーコミックス)

アプリで。最後まで読み切ったが正直惰性であった。椎名先生、次はぜひ青年誌でお願いしたいです。

 

改訂新版 電子工作の素 作る、できる/基礎入門

どこかで評判を聞いて物理本購入。通して読んだが難しかった。プリント基板の自作方法とか、世界が広がったのはよかった。

 

ダイヤモンドダスト (文春文庫)

お医者さんの書いた文学。暗さ、秋冬、経験が印象に残る。巻末インタビューで、どんな環境でこれらの話が出来上がっていくかわかる。ちなみに著者は母の友人らしい。

コロナ、カフェイン、薬

コロナにかかってしまった。

ちょっと前からうっすら体調が悪くて、それなりに用心して身体を労っていたつもりだったけれど、子供が(おそらく学校で)コロナをもらってきたら一家全員がやられるのはあっという間だった。恐るべしオミクロン株である。

まあ幸い症状は軽症で済んでおり、一番ひどい症状の頭痛も風邪薬でエイヤとごまかしている。これが非常によく効くのだ。しかしふと気になって風邪薬の組成を調べてみたところ、およそコーヒー1杯弱のカフェイン*1が含まれているのを知った。カフェイン。身体を労る意味でアルコール及びカフェインをここ数週間抜いてきたのに、自分は病気になってカフェインを摂っているのか、という驚きがあった。まあカフェインは薬物の一種だし、病を得て薬を飲むのは何ら不思議なことではない(?)。

 

思い出すことがあった。6年前のことである。

当時の自分もうっすら体調が悪かった。うっすら体調が悪かった私は常態的に風邪薬*2を飲んで仕事をしていた。おそらく数週間から2ヶ月未満の間だったと思う。ふわふわとした浮遊感に包まれていた感覚を覚えている。

なぜそんなに大量の風邪薬を持っているのかについて説明しておく必要があるかもしれない。自分のかかりつけ医は患者の判断力を養うタイプの医師で、「〜しなさい」ではなく「あなたの場合、〜だと思いますよ」というコミュニケーションをする。善良なる管理者の注意義務を以って委任事務を履行するとはこのことをいうのだと思う。処方薬の効能と、余った薬を自己判断で服用して良いか、どのような時に服用すべきかを教えてくれる先生だった。問題は私が判断を誤ったことである。

明らかに薬を濫用していた自分は、一山の仕事を終え休暇を取った後破滅的に体調を崩した。深夜に大病院の夜間診療を受け、今まさに死にそうな、ゾンビのような肌をした爺さん婆さんがいる同じ部屋に寝かされて一晩点滴されたのはこの時が初めてだった*3。白く明るい蛍光灯、絶え間ない電子音、寒くて硬いベッド、心配そうに見下ろす嫁さんの顔。病院は本質的に眠るための場所ではないのだった。

 

その後1年ほど通院を続け完治し普通の生活に戻り、数年後にまた破滅的体調不良を繰り返すのだが*4、このよく効く薬を日常的に飲んでいたことが間違いなく6年前の破滅の引き金だったのだと整理できたのが今日だった。コロナ罹患がきっかけで過去の病気と自分への理解が整理されるのは皮肉というか不思議な感じがする。

今うっすら体調が悪い時に飲むのは風邪薬ではなくツムラの41番にしている。前述のかかりつけ医との相談の上でだが、これは今のところうまく効果しているようだ。こんなふうに自分の体と薬との相性の理解を深めるのも人生の一側面かもしれない。

*1:SG配合顆粒, 食品安全委員会ファクトシート「食品中のカフェイン」より

*2:SG配合かPL顆粒のどちらか。思い出せない

*3:細かい話をすると10年前に似た体験をしている。ただし当時はより小さい病院で、点滴も日中の数時間で済んだ

*4:自分はどうやら4年周期で大きく体調を崩すらしい。これは打ち破りたいと思っている

【読書】地球の中心で何が起こっているか、ゴールデンカムイ、他

電子漫画を散発的に読んでいる。文字の本からしばらく離れていたが1月2月になって戻ってきた。漫画のいくつかは去年のまとめに書いたので、それ以外をメモする。

 

地球の中心で何が起こっているのか 地殻変動のダイナミズムと謎 (幻冬舎新書)

図書館で借りた。地質学者が書いており熱量があって面白い。地球の内側がどんな構造になっているのか、なんとなくアニメーションで想像がつくようになる。返してしまったけどどこかで買いたいな。

 

ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

ネットで全話無料公開してたので一気読みした。いつのことだっけと今調べてみたら去年の夏だった……。これは面白いので完結したら全巻購入したい。ギャグとシリアスのバランスがすごい。

 

荘園 墾田永年私財法から応仁の乱まで (中公新書)

これはKindleで。ふしぎな響きのある単語「荘園」の実態について買いてある。実直でありやや退屈。さっと振り返る古代中世日本史がおもしろい。この時はそこまで感動がなかったが後々読んでおいてよかったと思うことがあった。

 

プリンシプル オブ プログラミング 3年目までに身につけたい 一生役立つ101の原理原則

安くなっていた時にKindleで買って忘れていたシリーズその1。

昔からはてブを見てた技術系の人は「ストラテジックチョイス」というブログを見たことがあったかもしれない。これはそのブログをまとめた本なのだが、まあつまらない。本になってブログの良さが完全に消失している。1ページに短くまとまったアーティクルがハイパーリンクで参照できたのが良かったのに、本になると似たような抽象度の高い話が延々とつづく。残念な本でした。

 

無戸籍の日本人 (集英社文庫)

最近民法が改正されたというニュースがあって「おおっ」と思ったのはこの本を読んでいたおかげ。法律のバグ、バグの直し方を知ってる担当官、バグを運用回避する産婆さんとかが面白い。書棚入り。

 

ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論

Kindleサンプルのみ。さすがに高い。だいぶ主観的な思いがこもってそうで読みにくさを感じた。美容師と風俗嬢が出てきたあたりで読む気をなくしてそのまんま。

 

イスラエル諜報機関 暗殺作戦全史(上)

イスラエル諜報機関 暗殺作戦全史(下)

安くなっていた時にKindleで買って忘れていたシリーズその2。スパイの話。面白かった。分量があるのだが一文一文が簡潔に構成されていて読めてしまう、でも量があるのでなかなか辛い、そんな本だった。中東問題を知らなくても読める。PLOハマスヒズボラの違いがなんとなく分かるかもしれない。マクニールの世界史で中東あたりのことを振り返れないかなと思う。

 

新九郎、奔る!(1) (ビッグコミックス)

電子で。ゆうきまさみ節があって面白い。けど、しょっぱな「リアル」というセリフでウッとくるところはあるかな。「荘園」の知識がここに活きたのはよかった。そのうち物理本を買いたい。

 

2021年のまとめ

2019年のまとめ2020年のまとめに続き。2021は年が明けてからになってしまった。

 

読書

電子で読んだマンガが多かった。特にサンデーのもの。最近面白かったのは、

  • 龍と苺:テンポが早くて面白い。やたら女性の乳を強調するのと顔の角度があつしで気になる。
  • よふかしのうた:おもしろい。吸血鬼の設定でこれだけ話が展開するのが興味深い。
  • 葬送のフリーレン:おもしろい。棒立ち感。
  • 大砲とスタンプ:よかった。キリールが知り合いに似てる。あの人元気かな。

など。文字の本は読む量が減っている。

投資・株式

何もしなかった。

嫁さんの稼ぎをほとんど貯金していたところ、家の金をかき集めれば住宅ローンを一括返済できるくらいには溜まってきた。住宅ローンの控除期間が終わったらなんかやろうかな、と考え中。

ガジェット

カスタムできるキーボードを買った。電子工作とプラモと実用品の要素が合わさっておりとてもおもしろい。部品購入で出費が嵩んでいる。

望遠鏡の出番は減っているが星はちょいちょい見ている。こないだよく晴れた夜はオリオン座、馭者座、カシオペア座を見た。

育児

次男が小学生になった。長男は物事の飲み込みが早い子だったが次男は真逆で驚いた。二桁の足し算も読み書きも怪しい。やろうとする意志はある子なので伸ばして行きたいが、苦労しそうだ。

長男が格闘技を続けている。勝負勘のあるのは次男だったが、練習に嫌気がさしたのか早々にやめてしまった。これは自分が無理強いした面もあり大いに反省。今ひとつ「攻め方が分からない」といった感じの長男が続けているのは意外で、子供は分からない。長男はロボット教室の習い事も始めてこちらはやる気を見せている。

健康・運動

運動は特になし。長男の格闘技に付き合って少々体操する程度。体重は概ね60〜65kgの間。

体調は目立って悪いことはなくなったが、しばしば鼻炎・鼻詰まりで偏頭痛を起こすようになった。家のホコリがひどいためだと理解していて、都度掃除をするようにしている。

家事

食事作りを続けて2年になった。得た知見がいくつかあるが、基本的なこととしては「1週間の献立を立てておくと楽」である。これは間違いないのだがなかなかできない。また子供の習い事に付き合って時間がない日は手を抜いている。どうしても子供が食べてくれるものに最適化されてしまうが、ちゃんとした栄養を与えられていないのではと落ち込むことがしばしばある。

趣味

音楽活動は何もなし。

山小屋はワクチン接種後の10月に一度行けた。コロナをはさんで実家の車を処分しており、これに代わる交通手段としてカーシェア・レンタカーの活用を始めた。

仕事

完全在宅勤務には対応できているが、仕事での実績も、また技術的進捗もほぼなし。技術者としては死んでいるに近い。いや「死んでいないだけ」というか……。

去年書いた状況そのまんま・・・いや、ちょっとはやってることあった。アプリを作ったり新しい言語の勉強に手をつけたりした。来年はまた少しポジションが変わる予定がある。自分は先に状況に置かれてからそこに追いつく方が楽だなと改めて思うので、あえて流れに身を任せてみようか。

次男と未練

ファンタジスタの次男がもうすぐ小学生になる。

相変わらず彼は体を動かすのが好きで、公園に遊びに行こうとせがむことが増えた。今日はボールを持って出かけたのだが、強風で池にボールが落ちてしまいショックで泣いていた。(その後無事ボールは回収できた)

彼の最近のお気に入りはかくれんぼとボール遊びと肩車である。「お庭でかくれんぼができるおうちが欲しい」と無邪気に言う。保育園の送りと迎えは8割肩車を要求される。彼の肌はとてもきめ細やかでさわり心地がよく、特にふくらはぎは絶品だ。子供の肌は本当に世の中にあるもののうちで純粋に「よいもの」の1つだと思う。小学生になってしまえばこのように触れることも減っていくだろうと、名残惜しいような気持ちで肩車をしている。

彼は体を動かしたい人間なので、雨の日は家の中が騒がしくなる。集合住宅に住む身なので何度も注意するものの、一度言ってわかるような人間でないのもまた彼なのだ。騒音に疲れ何度も同じことを繰り返す不毛さにうんざりして、そしてまた私は実家のことを思い出している。

実家は都下にしては広い敷地に建っており、"体育館"と呼ばれる広いホールがあった。庭は道路に面しておらず2〜3軒の家が建てられるほど広く、木がたくさん生えていた。祖父母が死んで空き家になっていた家を、去年の夏に処分したのである。所有者は私以外の家族でこれに至るまで長い経緯を辿った末の話だった。

コロナ禍が日本/世界を襲う前から処分することが決まっていた家をなぜ思い出すのかといえば、それが次男と暮らすのにぴったりだったと今になって思うからだ。雨に日に体を動かしボール遊びもできるほどの体育館。おもちゃを出しっぱなしにしておける子供部屋。かくれんぼができる庭。全てあった。自分のものでなかったにせよ、何かやりようがあったのではないかという思いが捨てきれずにいて、それが今、非常にもどかしい。

土地を処分し家は壊されその上に他人の家が既に建った後なのである。捨てずに持っていてどうにもならないこの気持ち。コロナ禍が来るのがもし1年早かったら、などと考えてしまって本当にどうしようもない。どうしようもない気持ちをここに書き留めておく。

元から自分のものではなかった。祖父母が建てた家はお金にかわり祖父母の子供のために使われる。それが筋である。しかし、自分が幼い頃を過ごした家と今の次男が必要としている家が重なり、それが目の前で失われてしまったことに、なんともいえない喪失感を抱いている。

願わくば、ここに書いたことを区切りとして、私の未練を断ち切れますように。

 

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【読書】眠れなくなる宇宙の話ほか

最近の読書傾向、漫画・物語・ビジネスもの・歴史もの・純文・技術とほんとにバリエーション豊富。良いことのような気がする。知らんけど。

 

眠れなくなる宇宙のはなし

メルカリで購入。さらりと読めた。眠れなくなる → 寿司 虚空編みたいな訳の分からない遠大な話……かと思いきや全然違って、細かいところは適度に省略したエッセイのようだった。眠れるぞこれ。続刊も同時購入してたのでとりあえず手元で保留。

 

【電子版】雰囲気でOAuth2.0を使っているエンジニアがOAuth2.0を整理して、手を動かしながら学べる本 - Auth屋 - BOOTH

どこかで電子版を買ってたのを発掘。手取り足取りでスッと読めた。curlコマンド使ったハンズオンになってるところがよい。より短い時間である程度の理解を得るのだとこのスライドの方がおすすめ。

 

日蝕

純文好きの友人のすすめ。新鮮だった。乗ってくるまでちょっと時間と体力がいる感じ。重厚な文体が本体なんだろうか。こういう世界があるんだなーという物珍しさの心が強い。

 

ターン

こちらも友人のすすめで。語り手が物語の筋に絡んでくる描写が妙。細部が似た他の作品を思い浮かべつつ読んだ(でもこれがその中では最も古いものだった)。何にでも有名作品を結びつけて語るのってエヴァ厨みたいで恥ずかしいですね。Wikipediaによれば3部作の1つらしいので、いつか通して読み直すかも。

 

徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト − アソシエイト教科書

資格を取ろうと思って新品購入。やる気がなくなり挫折、いつか使う。本棚の肥やしに。

 

おろしや国酔夢譚 (文春文庫)

メルカリで購入。最高に面白かった。題の酔夢とは宮殿の話でもありロシア自体のことでもあるんだなあ。自分が歴史小説に弱いのは(脚色されてるとはいえ)その話が事実だという重みと迫力なんだと再認識した。

最後の方は作者の日本批判とも取れる描写が鼻につく。Wikipediaによれば、作品出版後に光太夫が帰郷できたことを示す資料が見つかったらしいが、作者は作品を改定しなかったとある。歴史小説に作者の主観と願望が入り込むことと、史実の光太夫がトゥルーエンド(?)を迎えていたことを示すので、本当に最後まで最高。蔵書入り。

 

シベリア追跡 (集英社文庫)

椎名誠が大黒屋光太夫の足跡を追うというのでおろしや国と合わせてメルカリで購入。本編(おろしや国酔夢譚)の直後に読んだら文体と内容が軽すぎて乗り物酔いしたようだった。椎名誠の旅ものってこんなんだったなあ。そしてソ連。これの映像版『TBSテレビ開局30周年記念特別番組「シベリア大紀行・おろしや国酔夢譚の世界をゆく」』が見たい。

 

その仕事、全部やめてみよう――1%の本質をつかむ「シンプルな考え方」

Kindleで風呂で読むように。小野さんファンなのでどこかで聞いた話が多い。正直期待したほどではなかったかなー、この人はやはり生で喋ってる時が魅力的だと思う。

 

地名の楽しみ (ちくまプリマー新書)

これも風呂Kindleに。雑学の寄せ集めで体系さを欠くように感じられた。でも「〜池」という地名は地震のとき危ない、みたいな雑な知識を振りまいてるやつにマウントを取れるようになる意味ではよい。

 

絶対可憐チルドレン

〜40巻まで電子が無料だったので一気読み。高校生になっちゃった(昔中学生になったくらいのとこで単行本は諦めていた)。週刊連載のものは本筋に関係ないコマ・話が多いのでまとめて読めるとやっぱいいわー。GS美神が8年で39巻まで、こちらは15年で60巻まで出てる。長いわ。ケータイがスマホになるわそりゃ。

面白いのだけど、絶対進入/脱出できないはずの施設に出入りしたり、子供になったり大人になったりetc etcが全部「超能力」でアリにされてしまうあたりにご都合主義を感じてしまう。あと女子オタを取り込みにいってるせいなのか知らんけど自分からするともうエロを感じなくなってる。でもなー、完結して愛蔵版が出たら買うかなー。迷うな。

 

ダンジョン飯 10巻 (HARTA COMIX)

ダンジョン飯 ワールドガイド 冒険者バイブル (HARTA COMIX)

Amazonで物理本予約購入。絶チルの週刊連載の濃度に慣らされてからこちらを読むと濃ゆさがたまらないのですよ。1コマ1コマに意味がある感じ、練られたギャグ。本筋。これはもう薬物みたいなもんだね。EXILEなウサギの絵、作者がどんな顔して描いてるのか分からん。本当にありがとうございます。