【読書】ニンジンでトロイア戦争に勝つ方法、ほか
今年は年が明けるまえに読んだ本を書き留めておく。
ニンジンでトロイア戦争に勝つ方法 上: 世界を変えた20の野菜の歴史
ニンジンでトロイア戦争に勝つ方法 下: 世界を変えた20の野菜の歴史
図書館の棚で目について借りた。上下巻で10ずつの野菜の歴史雑学が紹介されている。歴史と農学、地理が重なり面白くはあったが、内容は「この野菜がいかにして世界を変えたか」という筋の通った文ではなく細切れの説明を連ねただけに近い。加えて、参考にした本は各野菜で共通しているらしく、後ろの方になればなるほどワンパターンな印象を受けた。最後のカブの節を読み切らないうちに期限が来て返却。
ルドルフとイッパイアッテナ 全4巻 (児童文学創作シリーズ)
子供の読み聞かせ本。猫が主人公の名作。3巻と4巻の存在を大人になって知った。それなりに面白く読んだが、やはり2巻には敵わないかな。5冊目「ルドルフとノラねこブッチー」が今年出そうで出なかったようだ。どうなってるんだろう。
実家で見つけた本。タイトルを見ておもしろそう!子供に聞かすのにもいいかも、と思ったが期待外れだった。フランス人がフランス人の視点でフランス人の子供に向けて書いている。著者はEUに希望を見出しているが、今の難民問題とBREXITをどう見ているのか。
Domain Driven Design(ドメイン駆動設計) Quickly 日本語版
Kindleで読むPDF文書として。読めなくはないんだけどテンションが上がらない。飽きて1/3くらいのところで放置している。
サイボウズ副社長の本。ビジネス本らしく密度は薄く、するりと読めた。現場の若手マネージャー層に向けた本として書かれている「情報を公開せよ」「説明責任と質問責任」が心に残っている。あえて指摘するとすれば、現場のマネージャーはいいけどそれより上位のマネジメント層に響くかどうかはわからない。
妹から子供へのプレゼント。近頃のスマホゲーっぽいイラストで病原体と薬類が書かれている。ウイルスとそのワクチンが同じモチーフを共有してるあたりは、まあちゃんとしてるなという感じ。
親から子供へのプレゼント、読み聞かせ本。破天荒な少女は子供ウケしたようだ。自分も初めて読んだが、ピッピの言動・挙動が躁状態にある母に似ている気がして変な気分になった。
子供は気に入ったらしいので、続刊の2巻、3巻も探している。岩波少年文庫を取り揃えている書店がなかったので、Amazonで購入予定。