auientの日常

ノンジャンルで書きたいことを書くブログ

【読書】マンガいろいろ

前にまとめたエントリでマンガを入れ忘れてしまった。色々読んでたのでマンガに絞って感想メモする。

 

リウーを待ちながら

「この本がすごい」的な何かで書評があって、気になってメルカリ購入。おもしろかった。この世間の状況下での想像力を少し広げてくれる。蔵書入り。

 

インハンド

「リウーを待ちながら」が面白かったので同じ作者の作品をおかわりした。こちらは打って変わってサスペンスというか青年誌っぽい話の作り。作者の話を見ると、キャラクターは別作品の脇役だったとか。そっちも気になりつつ、続刊には手を出さないでしばらく寝かしてある。保留。

 

ダンピアのおいしい冒険

これははてブでレビューを見かけたんだっけ。歴史もので気になって購入、おもしろかった。ダンジョン飯成功以後のメシ漫画の氾濫にはウンザリなので、こういうメシ以外に筋の通ったヒット作が出てほしい。蔵書入り。

 

戦争は女の顔をしていない

富野監督ベタ褒めという噂を聞いて購入。おもしろかった。エロ漫画の人が描いてるので絵がかわいいのはそうなんだけど、それでいて生々しさがある。漫画の1話に収めるために構成を工夫してるのか、話の流れがちょっと掴みにくいところがあるかな。それも味のうちだけど。蔵書入り。

 

はじめの一歩

正月に電子書籍の読み放題があり、60巻551話まで読んだ。おもしろい。前に読んだときは展開が遅すぎて見てられなかったのだが、まとめ読みすると人物関係や情勢がわかる。ただ分量はあるので時間はかかるね。今は120巻まで出てるとは…

これ読んだ後にボクシング動画をみると、漫画的な誇張表現がどういうふうにできてるかわかる。購入はせず。

 

進撃の巨人(33) (週刊少年マガジンコミックス)

これとはたらく細胞シリーズだけはAppleiBooksで買っている。救いがないなーと思いながら読んでいたけど救いがないままここまでくるとは。今年春に出るという最終巻のオチが楽しみ。

 

ゆるキャン△ 11巻 (まんがタイムKRコミックス)

1〜8巻を買って以降続刊も購入している。でもこの巻はあんまりキャンプ成分なかった。昔カブ乗ってたからツーリングは分かるんだけど、実質大井川観光漫画だよね。次巻に期待。

 

大砲とスタンプ(1) (モーニングコミックス)

はてブTwitterで見かけてKindle無料試し読みで1〜2巻を読んだ。後から気づいたけど作者、「戦争は女の顔をしていない」の解説書いてた人じゃないか。細かい書き込みが宮崎駿のなんかを思わせる。戦争のモデルは第一次大戦だけど技術レベルetcは細かいこと無視して面白さに全振りしており、兵站なんちゃらというより実質ファンタジーだなと思った。こういう「歴史っぽいけど完全創作で史実とは関係ない」という話の楽しみ方が分からなくなってしまった。おもしろいんですけどね。買うなら物理本だなと思って保留中。(この点ダンピアはいいんですよ)

2020年のまとめ

去年かいたまとめが個人的にいい感じだったので今年も書くことにした。

 

読書

ざっとタイトル数えると20弱。ラノベ30数冊、漫画を勘定に入れれば60冊にはなるかな。本っぽい本は少ない年だった。

身近に本の話をする友人ができて、今までにない新しい情報/ジャンルを得られるようになったのは嬉しかった。

株式

コロナで混乱する前にプリマハム[2281]を売っていて、そのままどこも買わず。コロナ下で株がどう動くか素人には全然分からなかったのでベタ降りした。

2020/12現在は株高らしいけど、実体経済と乖離した動きをするのって変じゃないですかね。これが将来の日本にどんな影響を与えるのか見ておこうと思います。

ガジェット

  • 望遠ズームレンズ EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM
  • 広角単焦点レンズ EF-S24mm F2.8 STM
  • スコープテック 天体望遠鏡 ラプトル50
  • スコープテック 星座望遠鏡 双眼鏡セット

出かけられないせいか光学系に興味が出た。都会でも星が見られるのだ。

育児

読み聞かせ(+録音再生)がすっかり定着した。子供は体を動かしたりないのか格闘技を始めた。子供に付き合って公園で遊ぶことがとても増えた結果、近所の子供たちと知り合うなどしており、これは今年最も楽しかったことの1つだ。

在宅勤務との兼ね合いで夕食を作る当番になったので、料理を作る機会がとても増えた。メニューのバリエーションはやや増え、とにかく量をこなしたので作り慣れた感がある。混ぜるだけのたらこパスタや湯豆腐などの手抜きでかつ家族の評判がいい料理を探求する日が続く。

健康

とても悪かった。コロナとは無関係に調子を崩して仕事を休むことがあった。補中益気湯が自分の体には合っているようだ。ゲップ・胃液逆流は相変わらずで、むしろ出ている状態に安定してきた。日常生活に支障が出ていないのはありがたいが、この状態とこの先付き合って生きていくんだろうなあという予感がある。

運動

ジムはコロナで断念し、リングフィットアドベンチャーは続いていない。コロナで完全在宅勤務が始まって通勤もなくなったので過去例のない運動不足状態に陥っている。子供の格闘技に付き合うついでにちょっと体を動かしている程度。体重は65kgに増えた。

趣味

音楽活動はコロナで完全に停止した。

山小屋の片付けもやりたかったが、結局1度も行けないまま年を終えた。運び込む予定だった漫画が家に溜まっている。自分一人で移動する分にはリスクがそれほど高いと思えないが、普段慣れない車の運転で交通事故を起こす、怪我をしてコロナで満員の病院に入れない、というリスクの方が高い。とはいえ、来年はほどほどのリスクを取りつつ趣味活動の再開を期したいところだ。

上記のほか写真、天体観測を始めた。写真の整理方法に悩んでいる。

喫茶

紅茶の記録を始めたものの続いていない。実はこの後コーヒーにどハマりしており、毎朝必ずハンドドリップの1杯を飲むようになっている。コーヒーは紅茶ほど尿が近くならず、うまく淹れられた時のコクにすっかり夢中になっている。コーヒー豆も味や銘柄を記録しておきたいのだが、探してたどり着いたおいしいコーヒー豆は地域性があり、つまり地元の店が分かってしまうのであり、書きにくいのだな。この問題はなんとも悩ましく、今年このブログの投稿数が減った一因である。

仕事

チームでのポジションが変わって1年、出だしから体調を崩しており低稼働であった。完全在宅勤務には対応できているが、仕事での実績も、また技術的進捗もほぼなし。技術者としては死んでいるに近い。いや「死んでいないだけ」というか……。

状況を打開したい気持ちがあるが手を打ちあぐねている。元旦に一年の計を立てるべし。

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2020年を1時間残して。

【読書】2020年後半に読んだ本たち

1年のふりかえりを書きたいなあと思っていたら大晦日になってしまった。まずは本から。

 

Engineers in VOYAGE ― 事業をエンジニアリングする技術者たち

話題になってたので電子で読んだ。「事業」という切り口が良かった。チームの雰囲気や具体的なtipsもあり、voyageグループのブランディングとして成功してると思うけれど、肝心の事業がアレ。ゲーム攻略サイト事業とか誰のための何なのか分からん。自分はこの会社に行くことはないだろうな。

 

ドメイン駆動設計入門 ボトムアップでわかる! ドメイン駆動設計の基本

こちらも電子で。よく噛み砕かれており、いささか噛み砕きすぎなのでは感もあったけど、芯は残った。同じ人でphpconの発表をしてるのを見るとより深くわかる。

speakerdeck.com

 

愛蔵版 モモ

子供への読み聞かせとして物理中古本を。昔親に勧められたけど読まなかったやつ。読んで、親が勧めたくなる気持ちもわかりつつ、子供一人で読むのはあんまり想像できなかったので読み聞かせでよかった。自分の想像より近代の話だった。蔵書入り。

 

春琴抄 (角川文庫)

人に勧められて物理中古本を購入。純文学って全然知覚外で食指伸びなかったのですがここにきて谷崎を初読。セカイ系かなと思ったけどセカイ関係なかった。狭くて濃密な人間関係で話が完結するところに通じるものを感じたのかも。文体が独特なので、谷崎潤一郎ってそういうものかと思いきやこれが特殊らしい。人物が回り始めるまでは読むのに体力がいった。いつか子供が手に取るかも枠で蔵書入り。薄いしね。

 

小説 言の葉の庭

久々に映像見た後で物理本買いなおして読み直し。新海作品の通奏低音は「後悔」なんだなと気づくなど。まあ大部分は青臭さなわけですが。前に読んだメモをリンクしておこう。

 

読書量はかなり減ってしまったな、という1年でした。

【読書】2020年前半に読んだ本たち

久しぶりの読書メモ。暑いですね。

 

長くつ下のピッピ (岩波少年文庫 (014)) シリーズ

親から贈ってもらった。夜、子供たちの寝かしつけに読んだら大層好評だったので続刊も購入。何回も音読をせがまれるため録音して再生可能にするに至った。1話が大体25分、長いと40分かかるのでかなりの労力を節減できている。セリフの発言者を地の文で都度書く、1話で分かりやすく話を切る点などが子供への読み聞かせに大変向いている。小学校低学年くらいのお子さんへの音読に是非おすすめ。

 

ライオンと魔女―ナルニア国ものがたり〈1〉 (岩波少年文庫) シリーズ

ピッピの次の寝かしつけ本として購入、でもこちらはピッピほど音読に向かなかった。子供が興味持たなかったし、3巻ラストで精神世界になってしまったのに自分が辟易してしまっていったん読むのやめ。あと解説で全巻のネタバレしてるのなんなんでしょうね。いつか読み返すかもしれないので本棚に入れてある。

 

小児科医のぼくが伝えたい 最高の子育て

コロナ期の育児に悩みkindleで購入。だいたい遺伝のせい、という主張(乱暴)。強く読み進める気になれず途中で放置。もし物理本を買ってたら売り飛ばしてる。

 

Clean Architecture 達人に学ぶソフトウェアの構造と設計 (アスキードワンゴ)

お仕事で話題になって読んだ。今思い出せることは何もない……ということは印象薄かったんだな。なんとなく分かったような感覚だけ残ってる。必要になったら読み返そう。

 

人間たちの話 (ハヤカワ文庫JA)

横浜駅SFでおなじみ柞刈先生の本。雪椎名とラーメンの話が面白かった。あと「超監視社会」、割と現実の中国がSFに近づいてるなと思うなど。

中国の若者から見た香港、ウイグル、日本、台湾、政治、民主化について

「監視国家と中国共産党について」たのしい超監視社会(柞刈湯葉)みを感じる

2020/08/12 19:46

b.hatena.ne.jp

 

感染症医が教える性の話 (ちくまプリマー新書)

kindleで安くなってて購入。コロナ騒動で知った岩田健太郎医師の本。予想外に軽快な語り口で驚いた。中高生むきなのかな。岩田先生がこんなエモい人だとは知らなかった。

 

性風俗のいびつな現場 (ちくま新書)

これもkindleで安くなってて購入。風俗と福祉の本。岩田医師のエモさ抜群の本の後で読むと「これが極北か」という思いがする。社会は広いんだなあ。上記の本と合わせて読むのをオススメしたい。

 

コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか (ブルーバックス)

紅茶からにわかにコーヒー派になったのはここ数ヶ月の間である。豆を挽いてハンドドリップする毎日、コーヒーについて知りたくなってコロナ解禁後の図書館で借りてきた。実に科学的で整理されておりとても良い本。コーヒーの文化的政治的側面をスッパリ切り落としていてシャープな仕上がり。返しちゃったけど買ってもいいくらい。作者のwebsiteはコーヒー好きの間では有名だとか。

https://sites.google.com/site/coffeetambe/

 

コンビニコーヒーは、なぜ高級ホテルより美味いのか (ポプラ新書)

図書館で借りたコーヒー本その2。「コーヒーの科学」の対極をいく本。主観的、情緒的、根拠ナシ。業界disもあって落差がひどい。突撃型の現場の人が書くとこうなるんだなあと思いつつ一応読みきった。作者の淹れた最高の一杯というのは(物の試しに)一度飲んでみたい気もするが、本はもう一度読みたくない。この本自体がまずいコーヒーのようだ。

 

四畳半タイムマシンブルース (角川書店単行本)

はてなー作家でおなじみ、森見登美彦先生の新刊。売れてるらしい。期待して買って一晩で読み切ってしまったが、うーん、今一つであった。脚本が上田誠氏のもので、それをリライトしてるらしいが、しっくりハマってない気がする。四畳半の世界観に「タイムマシーン」という装置があからさまに浮いているし、腐れ大学生モノの精神というべきドロドロとした怨念が足りない。本が汚れないうちに売却するであろう。

 

他にラノベをかなりの数読んでいるが、そちらは別の場所に感想を書いているのでここには書かない。

イヤホンと電車、耳抜きと骨導音

眠れないのでメモがてら。

 

それまで愛用していたカナル式の格安イヤホンが壊れたためAirPods Proを買ったところ、ハンズフリーであったり電源ON/OFFが自然だったりと非常に快適な点が多く、こりゃ正解だと思ったのであった。

中でもノイズキャンセリング性能が良いことが何より快適さに貢献している。これ以前に使っていたBOSEのヘッドホンは「サー」というホワイトノイズが気になって全然使わなくなった。これと比べるとAirPods Proの無音さはまさに無に近い。

で、喜んで電車などでも使っていたところ、あることに気づいたのである。耳の奥に力を入れると線路の音が伝わってくることに。

 

鼻をつまんだ状態で鼻から息を出そうとすると、喉の奥から耳の方へ空気の圧力がかかるような感じを覚える。これは「耳抜き」と呼ばれ、ダイバーには一般的な技法らしい。

自分は耳抜きをすると、左側の耳の中が「ぱり」と音を立てて、何かがくっつくか剥がれるかする感覚をずっと持っていた。多分小学生くらいの時からあった気がする。

更には、鼻をつまむことなく、耳の奥に力を入れるだけで「ぱり」と音をさせることができるのである。なぜ、いつ覚えたのかは定かでない。音は自分だけに聴こえるものであろうし、また別段何かの役に立つこともなかったので、今まで気にしたことはなかった。

 

事象は電車内でAirPods ProのノイズキャンセリングをONにし、気まぐれで「ぱり」をやった時に起こった。騒音から離れていた左耳にガタンゴトンという車輪の音が聞こえてきたのである。鈍い音は尻の下から響いてくるようであった。

つまり、と私は瞬時に思った。これは骨導音なのではなかろうか。「ぱり」によって通常伝わらない振動が耳の神経に届いているのではなかろうか。

骨から伝わる骨導音に対して、空気から伝わる通常の音を「気導音」というそうだ。イヤホンのノイズキャンセリング機能が「マイクで拾った外部の音を打ち消す音を出す」方式であることは有名だが、打ち消すための音波も気導音として耳に届くことになる。骨を伝って直接届く骨導音は打ち消すことができないはずである。

そして「ぱり」という音の正体だが、耳の中で何かが物理的な何かが接触して発生している音であり、接触しているために座席下の振動が骨導音として耳に届いている。と考えるとつじつまが合う。

最新の機器を使い思わぬところで長年謎だった自分の身体が理解できたようで、自分は思わず興奮した。

このあとこの説を補強するもう1つの材料が見つかった。ハミング、つまり鼻歌で出す音は他人には聞こえづらい小さく鈍い音になるが、ハミング中に「ぱり」をやると音が異常に大きく左耳に響くのである。これは鼻・喉で出した音や振動が「ぱり」の接触によって直接耳に届いているように思われてならない。

 

この事象を正式に何と呼んだらいいのか分からない。ただ自分は、自らの身体を1つ理解した気になって深く満足した。

 

Apple AirPods with Charging Case (最新モデル)

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喫茶録:Kusmi Tea “Prince Vladimir” / クスミティー プリンス・ウラディミル

妹に恩を売る機会があり、お礼をするというのでクスミティーをリクエストしてみた。

ティーバックは初めて。

 

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昔茶葉ので飲んで以来このフレーバーが大好きなのだ。

上面の表記をよくみるとVladimirとWladimirの2つの表記がある。英語とフランス語の違いとかだろうか。

 

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加工はフランス。

ウラディミルという名前から分かる様にロシアで創業されたブランドだが、ロシア革命のときにフランスに亡命して以来、フランスで商売しているらしい。有産階級だったということだろう。

 

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淹れたところは撮り忘れてしまった。大きめのマグカップで淹れたら少し薄かったかもしれない。

フレーバーは期待通りのすばらしさ。柑橘系さわやかな香りとバニラの甘い香りのバランスが絶妙なのだと思う。ミルクティーにしても合う。

 

満足度:★★☆

 

日本で輸入している会社のページを見ると丸ビルに店があるっぽいのだが、どうも閉店してるらしい。行ってみたかった。